この記事では、Linux Mint MATE に Google Chrome(グーグルクローム)をインストールする手順と、アンインストール手順についてわかりやすく解説します。
Google Chrome のインストール手順
① Chromeの .deb パッケージを公式サイトからダウンロード
1.公式サイトにアクセスする。「Chrome をダウンロード」をクリックする。

2.「.deb(Debian/Ubuntu 用)」を選択。「同意してインストール」をクリックする。

3.ダウンロードが始まる。

② .debファイルのインストール
【方法A】ソフトウェアインストーラーを使う(簡単)
1.ダウンロードした 「.deb」 ファイルをダブルクリック。

2.「パッケージをインストール」をクリックする。

3.ユーザーのログインパスワードを入力する。「認証する」をクリックする。

4.下の画面出ればインストール成功。

【方法B】ターミナルを使う(慣れている人向け)
1.端末を開いて以下のコマンドを入力して、ダウンロードフォルダに移動する。
cd ~/ダウンロード

2.以下のコマンドでインストール
sudo dpkg -i google-chrome-stable_current_amd64.deb

3.ユーザーのログインパスワードを入力する。

4.エラーが出ずに、端末がコマンド待ち状態に戻ればインストール完了

もし依存関係のエラーが出たら以下のコマンドを入力して修正
sudo apt -f install
Google Chrome のアンインストール手順
Linux Mint MATE で Google Chrome をアンインストールする方法は、ターミナルからの操作が確実で簡単です。
1.端末を開き、以下のコマンドを入力。
sudo apt remove google-chrome-stable

2.ユーザーのログインパスワードを入力する。

3.「続行しますか?」で キーボードの[ Y ]を入力。

5.エラーが出ずに、端末がコマンド待ち状態に戻ればアンインストール完了

設定ファイルも完全に削除したい場合
remove コマンドでは設定ファイルは残るので、完全に削除したい場合は以下の purge コマンドを使います。
1.端末を開き、以下のコマンドを入力する。
sudo apt purge google-chrome-stable

2.ユーザーのログインパスワードを入力する。

3.「続行しますか?」で キーボードの[ Y ]を入力

4.エラーが出なければ成功です。

不要なパッケージもついでに削除
Chrome に関連して自動インストールされたパッケージで、現在不要なものを削除したいときは、以下を実行します。
sudo apt autoremove
システムをすっきりさせたい人におすすめです。
1.端末を起動。[ sudo apt autoremove ] を入力。

2.ユーザーのログインパスワードを入力する。

3.エラーが出なければ成功です。

ホームディレクトリにある設定データを手動で削除(任意)
Google Chrome の履歴やブックマーク、拡張機能のデータなどはユーザーディレクトリ内に保存されています。これらも削除したい場合は、以下のコマンドを実行します。
rm -rf ~/.config/google-chrome
この操作は元に戻せません。ブックマークなどを残したい場合は事前にバックアップを取りましょう。
1.端末を起動。[ rm -rf ~/.config/google-chrome ] を入力。

2.何も返ってこなければ成功。

まとめ
Linux Mint MATE に Google Chrome をインストールするのも、アンインストールするのも非常に簡単です。日本語化やデフォルトブラウザ設定も数ステップで完了します。
Mintを使い始めたばかりの方は、まずChromeの環境を整えておくと快適なブラウジングができるようになりますよ。


