Linuxユーザーの皆さん、年賀状どうしてますか?
実は、LinuxにはWindowsのような年賀状専用ソフトがほとんどありません。
ですが、LibreOfficeを使えば、きれいな宛名面を作って印刷できます。
今回は、
LibreOfficeの Writer と Calc を使って年賀状の宛名を作る方法を解説します。
Calc で住所録データの作成
最初に住所録データを Calc で作成します。
1.Calc のファイルを新規作成。「氏名」、「郵便番号1」、「郵便番号2」、「住所」の列を作成。
郵便番号は「 ー 」を区切りにして前側を「郵便番号1」、後ろ側を「郵便番号2」に分ける。

2.データを入力する。

3.「郵便番号1」と「郵便番号2」の数値を「テキスト」に変換する。
「郵便番号1」、「郵便番号2」を選択して右クリック → 「セルの書式設定」をクリック。
「数値」タブで「テキスト」を選択して「OK」をクリックする。

4.名前を付けて保存する。

Writer で年賀状宛名(表面)を作成する
いよいよ年賀状宛名(表面)を作成していきます。
用紙サイズをハガキに設定する
まずは用紙サイズを ハガキに設定しましょう。
1.Writer を起動して、「書式」→「ページスタイル」を開く。

2.「ページ」タブを開き、「サイズ名」を「ハガキ」、「余白」の「左」・「右」・「上」・「下」を「0.00cm」に設定する。「背景に余白を含める」のチェックをはずす。

3.設定したら、「適用」をクリック。

4.「はい」をクリックする。

5.「OK」をクリックして閉じる。

6.用紙サイズが ハガキ に設定される。

年賀状宛名のテンプレート画像を挿入して背景にする
白紙のままでは、文字をどこに挿入していいのか分かりにくいので、年賀状宛名のテンプレート画像を挿入して背景にします。
テンプレートを入手する
1.こちらのサイトにアクセスする。

2.バージョン「 3.01 」をダウンロードする。

テンプレート画像を背景に挿入
1.ファイルをダウンロードしたフォルダに行って、ファイルを解凍(展開)する。


2.Writer のメニュー 「挿入」→「画像」を開く。

3.「Japanese_PostCard_301_NewYear.pdf」を選択して、「開く」をクリックする。

4.年賀状宛名のテンプレート画像が挿入される。

5.画像を選択した状態(画像を選択すると画像の隅に □ と ⚓ のマーク が出た状態になる)で右クリックして「折り返し」→「背景に」にチェックを入れる。

宛名を挿入する枠の作成
次は宛名を挿入するための枠を作っていきます。
1.メニューの「挿入」→「フレーム」→「対話的に枠を挿入」をクリック。

2.カーソルが ✚ になるので、ドラッグして適当な大きさの枠を作る。
大きさは後で調整可能なので適当でよい。

3.枠を選択した状態で右クリック → 「プロパティ」をクリックする。

4.「外枠」タブを選択。「スタイル」を「なし」に設定する。

5.次に「透明」タブを選択。「領域透明モード」の「透明度」を選択。透明度を100%に設定する。

6.設定が終わったら「OK」をクリックする。

7.枠は6つ必要なので枠をコピペして6つに増やす。

コピーした枠を貼り付けるときは「年賀状のテンプレート画像」が選択された状態で「貼り付け」を実行しないこと。テンプレート画像を選択した状態で「貼り付け」を実行するとテンプレート画像が消えてしまう。テンプレート画像が消えてしまった場合は「Ctrl + Z」で元に戻す。
下の画面の状態がテンプレート画像を選択した状態(画像の隅に □ と ⚓ のマーク が出た状態)。この状態で「貼り付け」を実行すると…。

テンプレート画像が消えてしまう。

住所録を取り込む
Calc で作った住所録を取り込みます。
1.メニューの「ツール」→「差し込み印刷ウィザード」をクリックする。

2.「アドレスブロックの挿入」をクリックする。

3.「アドレス帳の選択」をクリックする。

4.「追加」をクリックする。

5.住所録を選択して、「開く」をクリックする。

6.「OK」をクリックする。

7.「完了」をクリックする。

8.「データソース」のボタンをクリックする。

9.取り込んだ住所録名の横の ▷ をクリックする。

10.「テーブル」の横の ▷ をクリックする。

11.「Sheet1」をクリックする。

12.住所録の内容が表示される。

住所録のデータを枠に紐づける
次は枠と住所録のデータを紐づけていきます。
1.データの項目名をクリックすると、項目内のデータ全体が青色に代わる。その状態で項目名を 枠の中にドラッグアンドドロップする。

2.紐づけが上手くいくと、枠内に項目名が入力される。

3.4つの項目を全てを枠と紐づける。(枠は6つあるので2つ枠が残る)

枠を適切な位置に配置する
それぞれの枠を適切な位置に配置して大きさを整える。

縦書きの設定をする
「住所」・「氏名」・「差出人」の枠は縦書きなので、縦書きに設定します。
1.枠を選択して、右クリック。「プロパティ」を選択。

2.「オプション」タブを選択して、「文字の方向」を「右から左へ(縦書き)」を選択。

3.「OK」をクリックする。

4.文字が縦書きになった。

5.残り2つの枠も同じ方法で縦書きに設定する。

住所録データを表示する
準備が整ったのでデータを枠内に表示してみましょう。
1.データソースの中の表示したい住所録データを選択する。(名前が書かれている欄の1つ横の欄をクリックすると選択できる。)

2.「データからフィールド」へをクリックする。

3.データが表示される。

4.他のデータも同じやり方で切り替えることができる。

差出人の情報を入力
差出人の情報を入力しましょう。
1.差出人の「住所・氏名」の欄を選択して「F2」キーを押すと、入力モードになる。

2.住所・氏名を入力する。

3.郵便番号も入力する。

見た目を整える
仕上げに見た目を整えます。
郵便番号を枠内に収める
あらかじめ決められている赤い枠内郵便番号がうまく収まるように調整します。
1.「フォントサイズ」で文字の大きさを変えて、郵便番号の数字を適当な大きさにする。

2.郵便番号をを選択した状態(青くなった状態)で、右クリックして「文字」→「文字の書式」を開く。

3.「位置」タブの、「文字間隔の調整」の数値をいじると文字間隔を調整できる。調整したら「OK」をクリックする。

4.文字間隔が変更される。これを繰り返して枠内に数字が収まるように調整する。

5.他の郵便番号の数字も同じやり方で枠内に収めていく。


住所・氏名・差出人欄の調整
最後に縦書きの欄の文字を調整します。
文字の大きさを変えたり、「スペースキー」や改行で文字の間隔をあけたり、枠の大きさを変えたりしながら見た目を整えていきます。
テンプレート画像の削除
見た目が整ったらテンプレート画像を削除して終了です。
1.テンプレート画像を選択する。

2.「Delete」キーを押して削除する。

まとめ
Linuxは年賀状ソフトが少ないですが、LibreOfficeをうまく使えば宛名を作ることができます。
専用の年賀状ソフトと比べるとかなりめんどくさいですが、Linux でどうしても年賀状を作る必要がある人は参考にしてください。
裏面(デザイン面)は郵便局が提供している「はがきデザインキット」というweb上のサービスを使えば OS に関係なく簡単に作ることができるので、試してみてください。
こちらの記事で「はがきデザインキット」の使い方について解説しているので、よかったら参考にしてください。
今年はぜひ、Linux の年賀状づくりにチャレンジしてみてください。

