Python初心者が最初に覚えること|変数・条件分岐・繰り返しをやさしく解説

「Pythonを始めたいけど、何から覚えればいいの?」

Pythonにはたくさんの文法や機能があります。そのため、初心者は最初からすべて覚えようとしてしまいがちです。

しかし、最初から難しい機能を覚える必要はありません。

まずは、

  • 文字を表示する
  • 変数を使う
  • 条件によって処理を変える
  • 同じ処理を繰り返す
  • 複数のデータをまとめて扱う
  • 処理を関数としてまとめる

といった基本を少しずつ覚えていけば大丈夫です。

この記事では、Python初心者が最初に覚えておきたい基本文法を、簡単なコードを使って解説します。


Python初心者が最初に覚えたいこと

まずは次の内容から始めてみましょう。

  1. print()で文字を表示する
  2. 変数を使う
  3. 文字列と数値を扱う
  4. ifで条件分岐する
  5. forで繰り返す
  6. whileで繰り返す
  7. リストで複数のデータを扱う
  8. 関数を使う
  9. インデントを理解する

最初から完璧に覚える必要はありません。

コードを書いて、実行して、動きを確認することから始めてみましょう。


このページでは、Windows11 に Python をインストールして、コマンドプロンプト から Python を実行しています。

Python の実行環境の作り方は、こちらの記事を参考にしてください。

参考記事
・WindowsにPythonをインストールする方法【初心者向け】

1.print()で文字を表示する

Pythonで最初に覚えたいのがprint()です。

print()を使うと、文字や計算結果などを画面に表示できます。

print("こんにちは")

実行すると、

こんにちは

と表示されます。

数字を表示することもできます。

print(100)

結果:

100

計算もできます。

print(10 + 20)

結果:

30

まずは、

「Pythonに命令すると、その結果が表示される」

という感覚をつかみましょう。


2.変数を使う

次に覚えたいのが変数です。

変数は、データを保存しておくための名前付きの箱のようなものです。

例えば、

score = 100

とすると、scoreという変数に100を保存できます。

保存した値は、

print(score)

で表示できます。

100

変数の値を変更することもできます。

score = 100
score = 200

print(score)

結果:

200

ゲームなら、

score = 0
score = score + 10

のようにしてスコアを管理できます。

変数は、

  • スコア
  • 年齢
  • 商品価格
  • 人数
  • HP

など、さまざまなデータを扱うときに利用します。


3.文字列と数値を扱う

Pythonでは、文字と数字を区別して扱います。

例えば、

name = "太郎"

の"太郎"は文字列です。

一方、

age = 30

の30は数値です。

この違いは、計算するときに分かりやすくなります。

print(10 + 20)

結果:

30

一方、

print("10" + "20")

では、文字列同士をつなげるため、

1020

となります。

このように、同じように見える数字でも、数値として扱うのか、文字列として扱うのかによって結果が変わります。


4.ifで条件分岐する

次に覚えたいのが条件分岐です。

条件分岐とは、

「条件によって実行する処理を変える」

仕組みです。

例えば、スコアが100以上なら「クリア」と表示してみます。

score = 120

if score >= 100:
    print("クリア!")

結果:

クリア!

条件に当てはまらない場合は、elseを使えます。

score = 80

if score >= 100:
    print("クリア!")
else:
    print("もう少し!")

結果:

もう少し!

Scratchの「もし○○なら」と同じような考え方です。

Scratchを経験している人なら、

条件によって処理を変える

という考え方をPythonでも利用できることが分かるでしょう。


5.forで処理を繰り返す

同じ処理を何度も実行したい場合は、forが使えます。

例えば、

for i in range(5):
    print("こんにちは")

とすると、「こんにちは」を5回表示します。

こんにちは
こんにちは
こんにちは
こんにちは
こんにちは

Scratchの「○回繰り返す」に近い考え方です。

繰り返しは、同じ処理を大量のデータに対して行うときにも役立ちます。

例えば、

  • 商品一覧を処理する
  • ファイルを一つずつ確認する
  • 複数の数字を計算する
  • 名前の一覧を表示する

といった処理に利用できます。


6.whileで処理を繰り返す

Pythonにはwhileという繰り返しもあります。

例えば、

count = 0

while count < 5:
    print(count)
    count = count + 1

とすると、countが5未満の間、処理を繰り返します。

結果:

0
1
2
3
4

forとwhileはどちらも繰り返しに使います。

初心者のうちは、

  • for → 回数やデータに対して繰り返す
  • while → 条件を満たしている間、繰り返す

くらいのイメージで覚えておくとよいでしょう。


7.リストで複数のデータを扱う

複数のデータをまとめて扱いたいときには、リストが便利です。

例えば、

fruits = ["りんご", "みかん", "バナナ"]

とすると、3つの果物を一つのリストにまとめられます。

内容を表示するには、

print(fruits)

とします。

特定のデータを取り出すこともできます。

print(fruits[0])

結果:

りんご

Pythonでは、リストの最初のデータを0として数えます。

0 → りんご
1 → みかん
2 → バナナ

最初は少し不思議ですが、プログラミングではよく使われる考え方です。


リストとforを組み合わせる

リストとforを組み合わせると、複数のデータを順番に処理できます。

fruits = ["りんご", "みかん", "バナナ"]

for fruit in fruits:
    print(fruit)

結果:

りんご
みかん
バナナ

この仕組みは、実際のプログラムでもよく使います。

例えば、

  • 商品一覧
  • ファイル一覧
  • 名前の一覧
  • 検索結果
  • 数値データ

などを一つずつ処理できます。


8.関数で処理をまとめる

同じ処理を何度も使いたいときには、関数が便利です。

例えば、

def hello():
    print("こんにちは")

とすると、hello()という関数を作れます。

そして、

hello()

と呼び出すと、

こんにちは

と表示されます。

関数を使うと、同じ処理を何度も書く必要がなくなります。

プログラムが大きくなるほど、

「処理を分かりやすく整理する」

ことが重要になります。

関数は、そのための基本的な仕組みの一つです。


9.Pythonではインデントも重要

Pythonを学ぶときに注意したいのがインデントです。

例えば、

score = 100

if score >= 100:
    print("クリア!")

print()の前には空白があります。

この空白のことをインデントといいます。

これは単なる見た目ではありません。

Pythonでは、インデントによって、

「この処理がifの中にある」

ことを表します。

そのため、

if score >= 100:
print("クリア!")

のようにインデントをなくすと、エラーになることがあります。

Pythonでは、

インデントもプログラムの一部

と覚えておきましょう。


Scratchで学んだことはPythonでも役立つ

ScratchとPythonは、プログラムの見た目が大きく違います。

しかし、基本的な考え方には共通する部分があります。

例えば、

ScratchPython
「もし○○なら」if
「○回繰り返す」for
「条件まで繰り返す」while
変数変数
リストリスト

Scratchではブロックを使っていたものを、Pythonではコードとして書くイメージです。

そのため、

Scratchでプログラミングの考え方を学ぶ → Pythonでコードとして表現する

という流れで学ぶこともできます。

ScratchとPythonの違いについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

また、ScratchからPythonへ進む具体的な方法については、こちらの記事も参考にしてください。

参考記事
・ScratchとPythonの違い|初心者にはどっちがおすすめ?
・ScratchからPythonへ進む方法|初心者が次に学ぶプログラミング言語

最初から全部暗記する必要はない

ここまで読んで、

「覚えることが多いな……」

と思ったかもしれません。

でも、Pythonの文法を最初から全部暗記する必要はありません。

プログラミングでは、

作りたいものを考える
↓
必要なコードを調べる
↓
実際に書く
↓
実行する
↓
エラーを修正する

という流れで学ぶことができます。

必要な文法をその都度調べながら、少しずつ覚えていけば大丈夫です。


AIを使いながらPythonを学ぶ方法もある

現在では、生成AIにPythonについて質問しながら学習する方法もあります。

例えば、

Pythonで簡単な数当てゲームを作りたい

と質問して、コードの例を出してもらうことができます。

さらに、

このコードのifは何をしているの?

forを使っている理由は?

などと質問すれば、分からない部分を確認できます。

ただし、AIが作ったコードをそのまま使うだけではなく、

「このコードは何をしているのか?」

を確認することが大切です。

AIを先生のように使いながら、自分でもコードを動かしてみると、理解しやすくなります。


基本を覚えたら小さなプログラムを作ってみよう

基本文法を少し覚えたら、実際に簡単なプログラムを作ってみましょう。

例えば「数当てゲーム」なら、

  1. コンピューターが数字を決める
  2. プレイヤーが数字を入力する
  3. 正解かどうか判定する
  4. 大きいか小さいかを表示する
  5. 正解するまで繰り返す

という仕組みになります。

ここでは、

  • 変数
  • 条件分岐
  • 繰り返し
  • 数値
  • 入力

など、今回学んだ基本が使えます。

このように、実際に一つのプログラムを作ってみると、文法の役割が分かりやすくなります。


Python初心者が最初に覚えることまとめ

今回紹介した基本をまとめると、次のようになります。

基本何をするもの?
print()文字や結果を表示する
変数データを保存する
if条件によって処理を変える
for処理を繰り返す
while条件を満たす間、処理を繰り返す
リスト複数のデータをまとめる
関数処理をまとめて再利用する
インデント処理のまとまりを表す

まずはこれらを一つずつ実際に動かしてみましょう。

すべてを完璧に覚えてから次へ進む必要はありません。


まとめ|Pythonは実際にコードを書きながら覚えよう

Python初心者が最初に覚えたいのは、難しい機能ではありません。

まずは、

  • print()で文字を表示する
  • 変数でデータを扱う
  • ifで条件分岐する
  • forやwhileで繰り返す
  • リストで複数のデータを扱う
  • 関数で処理を整理する
  • インデントのルールを覚える

といった基本から始めましょう。

そして、文法を覚えるだけで終わらせず、実際に小さなプログラムを作ってみることが大切です。

最初はエラーが出ても問題ありません。

コードを書く → 実行する → エラーを確認する → 修正する

という経験を繰り返すことで、少しずつPythonに慣れていきます。

Scratchを経験している人なら、条件分岐や繰り返し、変数などの考え方をPythonでも活用できます。

まずは簡単なコードから始めて、少しずつ自分で作れるものを増やしていきましょう。

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