Linuxで年賀状を作りたい――。
でも「Linuxには年賀状ソフトが少ない」「プリンターが対応していない」など、いろいろな壁がありますよね。
結論から言うと、
Linuxでも年賀状は十分作れる!
ただし、かなりめんどくさい(とくに宛名面)。
それと、印刷に関してはWindowsでやる方が確実 。
というのが現実です。
この記事では、すでにブログ内にある
- Linux版LibreOfficeに日本語の筆文字フォントを追加する方法
- LinuxでLibreOfficeを使って年賀状の宛名を作る方法
- 【無料で作れる】はがきデザインキット[ウェブ版]を使って年賀状の裏面を作成する方法
の3つの記事を使いながら、Linuxで年賀状の作り方を私の体験談を交えながら解説していきます。
Linuxで年賀状を作る全体の流れ
Linuxで年賀状を作る場合、作業フローは以下の4ステップです。
- 筆文字フォントを追加(LibreOffice用)
- LibreOffice Writerで宛名面を作る
- はがきデザインキットWeb版で裏面デザインを作る
- 印刷はWindowsで行う(Linuxあるある…)
それぞれの詳細記事にもリンクしているので、必要な部分だけじっくり読めます。
1.Linuxに筆文字フォントを追加して年賀状らしい雰囲気に
年賀状の雰囲気を決めるのは、やっぱり“フォント”です。
標準フォントだけでは味気なく、せっかくの年賀状が少し寂しい印象になりがち。
そこでおすすめなのが、筆文字フォントの追加。
Linuxではフォントの追加が簡単で、フォントファイル(.ttfや.otf)を所定のフォルダに置くだけでLibreOfficeで使えるようになります。
フォント名が中国語で表示される問題
私が経験したように、
日本語フォントを入れたのに、LibreOfficeでは謎の中国語っぽい名前で表示される
という現象が起きることがあります。
これは正常で、フォント内部の英名や中国語名が優先されて表示されているだけです。
実際の文字はちゃんと日本語筆文字として使えるので心配いりません。
2.LibreOffice Writerで宛名面を作成する
宛名面はLibreOffice Writerで作成します。
Calcの住所録を差し込み印刷で読み込めば、はがき数十枚でも一気に宛名印刷が可能になります。
ただしこの作業がLinuxで年賀状を作るうえで一番めんどくさい作業です。
作業工程も一番多い作業になります。
LibreOffice Base が入っていなくて差し込み印刷機能を使えない問題
LibreOffice Writer で差し込み印刷機能を使うためには 「LibreOffice Base(データベース機能)」 がインストールされている必要があります。
私が使っている LibreOffice は Linux Mint にプリインストールされていたものです。
実はこのMint版LibreOffice、初期状態ではBase(データベース機能)が省略されていることが多く、
そのために「差し込み印刷に必要なLibreOfficeBaseコンポーネントがありません」と出てしまいます。

この場合 LibreOffice Base をインストールする必要があります。
LibreOffice Base のインストール手順
1.端末を開き下のコマンドを入力する。
sudo apt update

2.ログインパスワードを入力する。

3.下のコマンドを入力する。
sudo apt install libreoffice-base

4.「Y」を入力する。

5.エラーが出ずに、入力待ち状態に戻ればインストール成功です。

裏面は「はがきデザインキットWeb版」で作成
裏面デザインは郵便局公式の「はがきデザインキットWeb版」を使うのが最も簡単で確実です。
- Linuxでも普通に動く
- かわいいテンプレートが多数
- 写真入りもOK
- 完成データ(PDF)をダウンロードできる
Webアプリなので、OSに関係なく使えるのが強み。
Linuxユーザーにとっては大助かりです。
印刷だけWindowsでやるのが現実的
現在でも、Linux対応プリンタは少ないです。
とくにCanon、EPSONの一般家庭向けプリンタは、Linux対応があまりよくありません。
私もEPSONのプリンターを使っていますが、Linux Mint から印刷することができずに、Windows にファイルを移して印刷をしています。
作るのはLinux → 印刷はWindows
多くのLinuxユーザーが使っている方法です。
まとめ:Linuxでも年賀状は十分作れる!印刷だけWindowsを使うの現実的
- フォント追加 → LinuxでOK
- 宛名作成 → LinuxでOK
- 裏面デザイン → Web版なのでLinuxでOK
- 印刷 → Windowsが現実的(Linuxあるある)
Linuxは年賀状の制作環境としては、非常に制限が多くあまり快適とはいえません。
専用の年賀状ソフトがほとんどなく、LibreOffice で宛名機能を自作する以外選択肢がないのが現状です。
また、プリンターの対応もあまり期待できません。
それでもLinuxで年賀状を作りたい人、作らざるを得ない人は、この記事を参考にして年賀状作りに挑戦してみてください。


