VirtualBoxのUbuntuとWindowsで、共有フォルダを使いたい方へ。
この記事では、Guest Additionsを使わずに、Sambaで安全に共有フォルダを作る方法を初心者向けにわかりやすく解説します。
結論
UbuntuとWindowsの共有フォルダは Samba を使えばOKです。
- Guest Additions不要
- 実務でも使われる方式
- Windowsとの相性抜群
Sambaとは?
Sambaとは、
LinuxでWindows互換のファイル共有を行うソフトです。
つまり
- Ubuntu側に共有フォルダ作成
- Windowsから普通のフォルダ感覚でアクセス可能
手順① SambaをUbuntuにインストール
1.Ubuntuのターミナルで下のコマンドを入力する。
sudo apt update

2.ユーザーのログインパスワードを入力。

3.下のコマンドを入力する。
sudo apt install samba

4.「Y」を入力する。

5.入力待ち状態に戻れば、インストール完了です。

手順② 共有フォルダを作成
次にWindowsと共有するためのフォルダをUbuntu側につくります。
Ubuntu内のどこにでも共有フォルダを作ることができますが、ここではホームディレクトリ配下につくります。
フォルダの名前は「share」にしています。
1.以下のコマンドを入力する。
mkdir ~/share

2.以下のコマンドを入力する。
chmod 777 ~/share

手順③ Samba設定ファイルを編集
次はSambaの設定ファイルを編集します。設定ファイルを編集するには管理者権限が必要なので、管理者権限を付与してからファイルを開いてください。
以下のファイルがSamba設定ファイルです。
/etc/samba/smb.conf
このファイルをエディターで開いて編集します。
ファイルの編集
1.下のコマンドを入力。
sudo nano /etc/samba/smb.conf

2.ユーザーのログインパスワードを入力する。

3.設定ファイルが開く。

4.ファイルの一番下に移動する。

5.以下の文を追加する。
[share]
path = /home/ユーザー名/share
browseable = yes
read only = no
guest ok = no

6.Ctrl + O を押す。以下のメッセージが表示される。
書き込むファイル: /etc/samba/smb.conf

7.Enter キーを押してファイルの変更を保存する。

8.Ctrl + X でnanoエディタを終了する。

手順④ Sambaのユーザーとパスワードを設定
下のコマンドを入力して、Sambaのユーザ&パスワードの登録を行います。
sudo smbpasswd -a ユーザー名
ユーザー名は Ubuntu のユーザー名と同じにする必要があります。パスワードは自由に決める事ができますが、Ubuntu と同じでも構いません。
1.コマンドを入力する。

2.Ubuntu のログインパスワードを入力する。

3.Samba のパスワードを決めて入力する。

4.Samba のパスワードをもう一度入力する。

5.「Added user ubuntu.」と表示されれば成功です。

手順⑤ Samba再起動
下のコマンドを入力してSambaを再起動してください。
sudo systemctl restart smbd

手順⑥ Windowsからアクセス
Windowsのエクスプローラーで Ubuntu の IPアドレスを入力すると共有フォルダにアクセスできます。
1.エクスプローラーを起動して、\\ + UbuntuのIPアドレス を入力する。
IPアドレスの確認方法はこちら。

2.下の画像のようなフォルダが見えれば、接続成功。

うまくいかない時の対処
アクセス拒否される
👇をチェックしてみてください。
- パスワード間違い
- Sambaユーザー未設定
表示されない
Sambaが起動していない
下のコマンドを入力して、Samba の状態を確認してください。
sudo systemctl status smbd
Active: active (running) になっていればSambaは起動しています。

VirtualBoxのネットワーク設定確認
VirtualBox の「ネットワーク」の設定が「NAT」だとWindowsからUbuntuへアクセスできない場合があります。
設定を「ホストオンリーアダプター」に変更すると接続できるようになることがあります。
ただし、「ホストオンリーアダプター」に設定すると、Ubuntu からインターネットへの接続ができなくなります。
ネットワークの設定を変更する
1.「VirtualBox マネージャー」の「設定」をクリックする。

2.「ネットワーク」をクリックする。

3.「割り当て」を「ホストオンリーアダプター」に変更する。

4.「OK」をクリックする。

セキュリティ注意点(初心者向け)
Samba共有は便利ですが
- 同じネットワーク内から見える
- 誰でもアクセスできる設定は危険
必ずパスワードを設定するのがおすすめです。
Guest Additionsとの違い
| 項目 | Samba | Guest Additions |
| 実務向き | ◎ | △ |
| 設定難易度 | △ | ◎ |
| 学習価値 | ◎ | △ |
| 共有速度 | ○ | ◎ |
勉強目的ならSambaが強いです
まとめ
UbuntuとWindowsのファイルの共有は Guest Additions がなくても、Sambaですることができます。
特にサーバー技術を学び人達には、必要な知識なのでこちらを使うのがおすすめです。

